IRSを名乗る詐欺電話にご注意
- 2015-1-24
- 最新情報
タックスシーズンに入り、IRS職員を装う悪質な詐欺電話が増えていますのでご注意ください。
未納税金があるので至急支払え、払わない場合には逮捕される、といったものや、リファンドがあるので個人情報を教えろ、といった手口が報告されています。手口は巧妙化しており、Caller IDをIRS番号と似通った番号にしたり、偽のエージェント番号を提示しボイスメッセージで「Urgent call back」を要求するなど、相手の不安感をあおります。特に年配の方や米国で生活し始めて間もない人、英語が母国語でない人たちをターゲットにしています。
IRSが納税者に最初に連絡を取る方法は通常は郵便です。ですので電話でIRSと名乗った時点でほぼ詐欺だと言えるでしょう。その他に、詐欺電話だと判断するポイントをご紹介します。IRSは決して以下のようなアクションをしません。
- 郵便にて請求書を送らず、いきなり至急の支払い要求の電話をかける。
- 追徴課税に対する質問や抗弁の機会を与えずに、税金の支払いを要求する。
- プリペイドカードでの支払いなど特定の支払い方法を指定する。
- 電話越しにカード情報を聞き出す。
- 支払いに応じない場合には逮捕されると脅す。
IRS を名乗りお金を要求する詐欺電話を受けたら、下記の団体・機関に報告しましょう。
- もし未納税金に心当たりがないなら、TIGTA (1-800-366-4484) (www.treasury.gov/tigta)に報告しましょう。
- また、Federal Trade Commission (連邦取引委員会) (www.FTC.gov) にもクレーム処理しましょう。
- もし納税の必要性を認識しているのであれば、直接IRSに連絡してください。1-800-829-1040
付け加えますが、IRSが個人の税金に絡むやりとりをEメールやテキストメッセージその他ソーシャルメディアで行うことはありません。