オバマケアと2014年度タックスリターン変更点
- 2015-1-31
- 最新情報
オバマケア(Affordable Care Act)施行により、2014年1月から米国居住者は健康保険への加入が義務付けられました。これにより2014年度からのタックスリターンにおいて健康保険の加入の有無を申告することになります。
オバマケア施行での健康保険加入による2014年度個人タックスリターンでの変更点は2点です。
- 健康保険に加入していなかった場合にペナルティ(Individual Shared Responsibility Payment)
健康保険未加入の場合、例外規定を除いて、タックスリターン申請時にペナルティを支払います。納税者本人だけでなく配偶者や扶養家族も未加入期間の月数に応じてペナルティの対象になります。
- Market place(Exchange)から健康保険を購入した人は補助金(Premium Tax Credit)の調整が必要な場合あり
自営業や雇用主から保険を提供されていない従業員、無職の方などは州が運営するMarket place(Exchange)から保険を購入することができます。その際、家計の収入に応じて補助金(Premium Tax Credit)を受給できる場合があります。
補助金の受給方法としては、保険料の支払い時に前もって補助金を受給する方法(保険料の支払い時に見なし収入から計算された補助金分を差し引いて保険料を支払う)と、タックスリターン時に補助金の交付を申請する方法があります。
もし、毎月の保険料支払い時に事前に補助金を受け取っていたのなら、みなし収入から算出された事前補助金(Advance Premium Payments)と最終確定補助金の差額分をタックスリターンにおいて調整しなくてはなりません。事前に受け取った補助金が昨年度の確定収入から算出された補助金額よりも多い場合にはタックスリターン時に差額分の一部または全額を返還することになります。
Market place(Exchange)から保険を購入した場合には2月初旬までにMarket placeからタックスリターン申請に必要な情報が記載された「1095-A」フォームが送付されます。